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2006 Cup of China★SP編★

グランプリシリーズももう第三戦を迎えました。
今週はカップ・オブ・チャイナです☆
日本からは中野友加里、浅田舞、澤田亜紀が出場。

それでは、浅田舞の演技から見てみたいと思います。
曲は「リベルタンゴ」。衣装もよく似合っていますね。
スケートアメリカに続く2戦目。どんな滑りでしょうか。

最初のジャンプは、トリプルルッツ+ダブルトウループ…ですが、これは回転不足です。大きく減点されてしまいますね。その次は、ステップから入るトリプルフリップ。ややマイナスの評価は受けましたが、これは綺麗に決まりました。新しいコーチのもとでは、妹とともにステップからのジャンプに磨きをかけている様子です。彼女はスケーティングや表現力がとても優雅ですね。曲に合わせた表現が上手です。次の要素はフライングシットスピン。回転速度やポジションもだいぶ今シーズン安定してきたように感じます。そして、スパイラルシークエンスはとても良かったです。レベル4の評価でしたし、安定感と柔軟性のあるスパイラルでした。これは本当に特筆すべき点ですね。最後のジャンプはダブルアクセル。これも成功。ジャンプのミスは引きずらず、頑張ってくれました。着氷もよかったですね。そして、レイバックスピン…ですが、ビールマンなどの難しい変化がないせいかレベル1ですね。マイナスの評価を受けました。サーキュラーステップもレベルは上がらず、1ですね。上半身の動きだとかそういうのに乏しいからでしょうか。レベルが低いと基礎点が下がりますから、テクニカルエレメンツが伸びないんですよね。最後の要素は足換えのコンビネーションスピン。足を換えるときに流れ(動き)が一瞬ピタリと止まってしまったのが残念でした。これもレベル1でしたね。

ただ滑っているだけでも綺麗な舞ちゃん。でもこれからきっとどんどん安定感や美しさを増していくのでしょうね。ビールマンスピンも今シーズンから入れていますし、コンビネーションジャンプもできるようになってきています。得点はTESが23.70、PCSは23.56で合計は47.26となりました。スケートアメリカの得点は下回ったものの、PCSは全て6点台でした。前は5点台だったことから考えると、プログラムの芸術性、構成のレベルが増したのでしょう。やっぱり最初のコンビネーションジャンプで3.80という低い点しか取れなかったことが悔やまれます。フリーに向けて、また素敵な「白鳥の湖」を期待したいです。Campbell's、スケートアメリカと滑るにつれて、浅田舞のプログラムとして、見る側の心にも根付いてきましたね。

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(写真はCampbell'sのもの。また差し替えますw)

動画はコチラ↓報道ステーション内で放送されたものです。
浅田舞 2006 Cup of China SP 「リベルタンゴ」

中野友加里はショートプログラム2位からのスタート。昨年のスケートカナダでGPS初の表彰台となる三位。その勢いに乗ってNHK杯では初優勝。GPF出場権を得た彼女は、浅田真央とスルツカヤに次ぐ堂々の三位!!GPFの表彰台にも上がったのです。全日本選手権は五位となり、惜しくもトリノ五輪代表選考からは落選。しかし、世界選手権の代表となり、初出場で見事五位。エキシビションにも出演して、美しいAmazing Graceを披露しました。まさにシンデレラガールなんですね、彼女は。昨シーズンたまたま出てきた新人というわけではなく、シニア五年目のそろそろベテランと呼べる選手です。そして何より、伊藤みどり以来10年ぶりとなるトリプルアクセルを2002年に決めた選手でもあります。今年もきっと3Aに挑戦してくれるでしょう。NHK杯フリーあたりで見られるかな?

その中野のショートプログラム使用曲は、映画SAYURIのサウンドトラックより「Memories of Geisha」です。紫の衣装がとても綺麗ですね☆最初のジャンプは、トリプルルッツ+ダブルトウループのコンビネーション。ところがこのルッツは回転不足ですね。惜しいミスです。続くトリプルフリップは綺麗に成功。やっぱりフリップはかなり足…巻いてますね。まぁそれも個性のひとつでしょう。でも、巻き足は回転不足の原因になると聞きますから、少し心配です。次の要素は、足換えのコンビネーションスピン。ポジションはしっかりしていますし、回転速度が速い!!素晴らしかったです。レベル4ですね。スパイラルシークエンスも良かったです。手の表現もすごく綺麗でした。柔軟性が増しましたね、昨シーズンよりも。レベル4を重ねて得点を上げていきます。そして、レイバックスピン。ここで、今年から入れたビールマンスピンが出てきています。これからのトレーニングで、ここもレベルが上がってくるといいですね。そして、ストレートラインステップで観客を盛り上げていきます。これからステップはまたマイナーチェンジをしてくると思います。そして、イーグルからのダブルアクセル。これは素晴らしい出来でした。中野はアクセルジャンプが得意ですからね。前後の流れもよく、余裕を持って跳べていたし、着氷と同時にエッジを掴んでいましたね。こういう演出はいいと思います♪そして、最後の要素はフライングキャメルスピン。キャメルスピンは素晴らしい。体はまっすぐ、スピードはしっかり保たれていました。これは彼女の得意な(最大の見せ場かな?)ドーナツスピンで締めています。ジャッジからも高い評価を受けました。

舞ちゃん同様、最初のコンビネーションジャンプ(SP最大の得点源)でのミスは痛かったですね。これがなければ首位になっていたでしょう。得点は、TESが28.50、PCSは26.40(=54.90)とどちらも首位のヒューズを下回り、僅差ではありますが2位という結果になりました。中国杯のSPでは、首位から最下位まで誰ひとり5項目の得点で7点台をつけられていません。全体的に低調と言わざるを得ないかもしれませんね。中野はきっと明日のフリーで逆転してくれる!!フリーの曲は「シンデレラ」。とても楽しみです♡

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(「シンデレラ」で逆転優勝を狙う中野友加里)

中野友加里 2006 Cup of China SP 「Memories of Geisha」

ショートプログラム首位に立ったのは、アメリカ三番手の選手であるエミリー・ヒューズ。Campbell'sの印象から比べると、少しスリムになりました。姉はソルトレイクシティ五輪金メダリストのサラ・ヒューズ。姉や妹が有名というのは、選手にとってどんな心持なんでしょうね。どこへ行っても「○○の妹(姉)」と言われるわけですからね。そんなことを言うのは日本だけかと思ったら、アメリカの実況・解説もしっかり言ってましたwでも、大抵姉妹がある選手は一緒にスケートをしていますけどね。クワンやシズニーなどもそうです。

ショートプログラム使用曲は「カルメン」。フィギュアスケートの曲として使われることがとても多いですね。浅田真央の昨シーズンSP曲、今シーズンEX曲もカルメンの中の音楽です。この中国杯男子シングル優勝のライサチェクもフリーでカルメンを滑っています。最初のジャンプは、トリプルフリップ+ダブルトウループ。これはとても綺麗に決まりました。着氷も安定していました。いつもの彼女よりも余裕を持った丁寧なジャンプでした。中野友加里はここでミスがありましたから、成功させたヒューズよりも得点が低くなってしまうんですね。ショートの中の要素って限られていますからね><続くジャンプはトリプルルッツ。バランスを崩しかけましたが、何とかこらえました。そして次の要素はスパイラルシークエンス。脚が高く上がってとても綺麗でした。じっくり見せていましたね。ジャッジからも高く評価されました。(足換え)コンビネーションスピンも良かったです。レベル4ですね。ポジションもしっかりしていました。だいぶ滑り慣れてきたんだなぁという印象を受けます。最後のジャンプはダブルアクセル。これもしっかり決めました。雑な感じを受けるジャンプからは脱したように見えますし、回転が抜けてしまうこともありませんでした。元気はありますが丁寧に跳んでいますね。レイバック→ビールマンのスピンもよかったです。浅田舞、中野友加里もそうですが、ほとんどの選手がビールマンスピンを入れるようになってきましたね。かなりの柔軟性が要求される難しい技です。カルメンの中でも有名な旋律に乗ってストレートラインステップを踏んでいきますが、少し動きが小さいかな?体が重そうに見えてしまいます。音楽が体に入っていない感じもしました。最後の要素はフライングシットスピン。難しいポジションをこなせていたと思います。そして自信たっぷりのフィニッシュ。早い滑走順ながらレベルの高い滑りを見せてくれました。

ヒューズの得点はTESが29.90と30点台目前。PCSは26.84、合計は56.74でSP首位に立ちました。トリプルルッツがクリーンに決まっていればもう少し技術点は伸びていたでしょうね。本当に小さなミスが悔やまれますね、どの選手も…。フリーでもこの首位を守って、グランプリシリーズ初優勝となるのでしょうか?楽しみに見てみたいと思います。

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(首位を守り、初優勝なるか?17歳エミリー・ヒューズ)

エミリー・ヒューズ 2006 Cup of China SP 「カルメン」

全体的に、滑りを見ても得点を見ても低調気味の中国杯。
1日置いてのフリーではどんな演技が見られるでしょうか。
中野友加里にはぜひ優勝を狙っていってほしいと思います。
GPS初参戦の澤田亜紀は現在4位と大健闘。
ベテランのソコロワは7位と低位置発進。
復活を見せたセベスチェンが3位につけています。
見逃せませんね~!!

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