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2006 Skate America★FS編★

スケートアメリカ、女子シングルが終わりました。
優勝は安藤美姫。192.59という高得点で見事逆転優勝。
そして2位Kimmie Meissner、彼女も調子を戻して順位を上げました。
浅田真央は総合3位と順位を落とす結果になりました。

安藤はシニア世界大会初優勝です。
プログラムの内容を見ても、得点を見ても本当に文句なしのトップでした。
男子シングルに続き、女子も日本が優勝。これはかなり嬉しいことです。
女子シングルでいちばん強いのは日本かもしれません!!

今日の安藤のプログラムを見てみましょう。
最初のトリプルルッツ+トリプルループ、とてもよかった。あれだけで12点をとっている訳です。浅田真央とはSP約2点差だった上に浅田の技術点が40点台と低かったので、真央ちゃんはあれにあっさり抜かれたと言ってもいいくらい…。続くトリプルサルコウトリプルフリップも両方しっかり跳べました。ジャンプに力を入れて1からやってきたんだということがよくわかる演技。安藤はスピンもよくなっています。ポジションもスピードもいい。次の要素、スパイラルシークエンスではレベル4の上にプラス評価を受けました。でも安藤のスパイラルってそんなに上質なんだろうか…?とコーエンに見慣れた私は思ってしまうんです。あれと比べたらいけませんよねwww後半にバテる彼女、中盤にジャンプ目白押しにしてきました。トリプルルッツ、よかったです。あれ、この子こんなルッツ跳べてたっけ?と思うジャンプでした。その次は三連続のコンビネーションを持ってきました。トリプルトウ+ダブルループ+ダブルループです。ジャンプをたくさんしても、流れは止まりませんでした。そしてまだやります。トリプルフリップ+ダブルループ、そしてダブルアクセル。フリーもジャンプは全て成功。マイナスの評価は1つも受けませんでした。スピンやステップで見せる終盤は少し疲れが見えました。でも、コンビネーションスピンはどのポジションもしっかりしていて綺麗だったし、足換えもスムーズでした。ストレートラインステップもつまづきをカバーできてたし、すごく力強かった。

そんな彼女がたたき出したのは、SPとの合計で192.59という高得点!!もちろんパーソナルベストですし、190点台を出したことのある選手ってそんなにいないんです。真央ちゃんも出していません。文句なしの1位でした。でも正直あんまり思い入れのない選手なので、心に残らないスケートアメリカになってしまいました><;

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(スケートアメリカ逆転優勝、安藤美姫)


2位はKimmie Meissnerでした。世界チャンピオンに相応しい演技でした♡今日のキミー可愛かったぁ♪やっぱり人間って17歳まで若いんだろうか。舞、キミー、真央のハイスクール組と大学に入った安藤では若さが何か違う。安藤は何となくこっち寄りな気がするんですけど…。

フラメンコ音楽にのって、シャープでしなやかに魅せてくれたKimmieは若干17歳の世界女王なんです。トリノオリンピックにも出ていました。昨日はジャンプにミスがあったものの、1日で調子を戻すとは素晴らしい。今日いちばん綺麗なジャンプをしたのは彼女だったのではないかなぁと私は思います。3ルッツ+3トウ、今日は綺麗に成功!!でも…3アクセルには挑戦しませんでした。最初から最後まで均等にジャンプを散りばめた、見やすいプログラム構成でした。彼女もスピンが上手。スパイラルはあまり柔軟性に富んでいないけど、綺麗なポジションを保てているし、手の使い方も上手です。浅田真央を上回ったことは、次のキム・ユナとの対決に向けて大きな自信になったことでしょう。

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(プレッシャーはねのけて銀メダル!)

そして、残念としか言えない今日の真央ちゃん><ショートがあんなに良かっただけに余計、このフリーの出来に見ているほうも本人も驚いたと思います。ショートの点数がよかったから総合三位ですが、フリーだけではサラ・マイアーに次ぐ4位なんです。NHK杯でまた完全復活の笑顔を見られることを期待して、今日の演技をもう一度振り返ってみようと思います。

何と言っても最初のトリプルアクセル失敗…。ステップから入るという難しいジャンプを入れて高得点獲得を狙っているのですが、勢いが足りなかったという本人の言葉通り、1回転しかできませんでした。トリプルアクセルの基礎点は7.5です。それがシングルになると0.80しかなくなるんです。大きなロスですよね。直前の6分間練習でも何度も成功していただけに、悔しい結果となってしまいました。まずはステップを抜いて普通にトリプルアクセルを跳んだほうがいいのでは?と思います。 次はダブルアクセル+ダブルトウ。これも何か力が余ってしまったような、不完全燃焼っぽい着氷。加点されてはいますが、トリプルジャンプ1つ分相当くらいの得点にしかなりません。ここは本当はトリプルアクセルからのコンビネーションにしたいのかな??次こそは立て直したいと思ったものの、得意のトリプルフリップがダブルになってしまいました。これも5.5→1.70(基礎点)と大きな点数ロスです。 それまでの悩ましい曲調から一気にテンポアップするチャルダッシュ。それに乗って、リンクに円を描くサーキュラーステップを見せます。これも何だか元気がないように見えました。今日は終始、彼女らしさに欠けたような気がしてなりませんでした…。次の要素ダブルアクセル成功、そしてトリプルフリップも決まり、やっといつもの彼女らしいジャンプが戻ってきました。でもまた終盤のトリプルルッツでややマイナスの評価を受けるなど、最後まで調子を取り戻せないままでした。

テクニカルエレメンツは何と49.03…。いつもの真央ちゃんではありません。安藤は70点台、Meissnerが63点台を出していることを考えても(滑走順はMeissnerや安藤が後)、優勝争いに食い込んでいくような点数とは言えないんです。プログラムコンポーネンツも53.36と低い。いつもは7点台を揃えてくる彼女が、今日はスケーティングスキル以外全て6点台。でもまだシーズン序盤。それに彼女は前年GPF優勝者という立場で試合に臨まなければならないんですね。それを考えれば、調子が崩れてしまうのも仕方がないと思います。何より、あんなに素晴らしいショートを見せてくれた真央ちゃんだからこそ、次はもっといいプログラムを見せてくれる!!と信じて、応援したいと思います。どうかメディアも残念残念って言わないでほしい…。
安藤も去年のシズニー(シーズン序盤絶好調、後で失速)みたいにならないとは限らないんだから、「完全復活!」とか騒ぎ立てないであげてほしいです><

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(SP首位に立つも総合三位)

浅田舞は総合6位とがんばりました。やっぱりまだジャンプが安定しない。2度の転倒は痛かったです。Campbell'sのときよりはコンビネーションジャンプを増やしたりしていますけどね。やっぱり加点要素がないんです。妹の真央や安藤、マイズナーとはまだ戦えないレベルだと言わざるを得ません><PCSでせめて6点台を揃えるようになってこれるといいんですけどね。ただ、スケーティングの優雅さは出場選手の中でもトップクラスだと思います。中国杯にも出られることになったし、ぜひ頑張ってほしいです♪

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(最終グループ入りと健闘。写真は他の大会)

今年のスケートアメリカは男女ともにシングルは日本選手が優勝。金メダルを獲った織田も安藤も、序盤から調子がよさそうです。2人とも昨シーズンは悔しい思いをしていますから、気持ちも新たに頑張っていってくれそうです。世界チャンピオンのKimmie Meissnerもやっぱりすごかった。綺麗で安定感あるジャンプ、手の動き、身のこなしは世界選手権のときよりもさらに磨きがかかったように感じました。それに、SPの失敗をバネに1日で調子を戻してきたのも素晴らしい。浅田真央は本当に残念だったけど、Meissnerが挑戦しなかったトリプルアクセルに果敢に挑んでいきました。NHK杯でぜひ最高の演技を見せてほしいと思います。スイスのSarah Meierもショートだけでは浅田真央を抜く3位と健闘しました。まだまだグランプリシリーズは始まったばかり。来週のスケートカナダには高橋大輔や村主章枝が出場します。大いに楽しめるはずです(^-^*)

詳しいジャッジスコアはコチラ

スケートアメリカの各選手のFSが動画で見られます☆
ぜひご覧ください。下のリンクをクリックすれば再生が開始されます。
もちろん無料で見ることができます♪

安藤美姫 「ヴァイオリン協奏曲(メンデルスゾーン)」

マイズナー「ガリシア・フラメンコ」

浅田真央 「チャルダッシュ」

浅田 舞 「白鳥の湖」

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